久住昌之「するりベント酒」

わっぱ弁当の軽い特別さは何だろう? 酢飯のせいかキュッと締まってる印象、若廣のすしべんシリーズ「わっぱ霧島黒豚の生姜焼き」

いや、豚生姜焼き酢飯、おいしい。なんか普通の生姜焼き弁当より、きゅっと締まってる印象があるのは酢のせいか。

豚の中にはちゃんと玉ねぎも地味に入っていて、やっぱりこれは大切だね。豚生姜焼きには玉ねぎ大事。ピーマンとか無くても玉ねぎは入っていて欲しい。

わっぱは持ちやすいね。持ち心地がいい。こんなの持って出て、自然の中で食べたいね。

この連載は、今月で終わるんだけど、最終回は自分で弁当を作って、どこか屋外で食べたいと思っている。まだ寒いけど、いい天気のあったかい日を選んで、草の上にシートでも敷いて。その場合ビールよりやっぱりポットに入った熱いお茶かなぁ。自分で淹れたほうじ茶。

なんだか楽しくなってきた。そんな気持ちで食べる煮卵がうまい。煮卵と言わずとも、ゆで卵ぐらい作って入れたいな。いや、卵焼きか。食べながら考えてたら、この弁当がどんどんおいしくなってきた。

■久住昌之(くすみ・まさゆき) 1958年7月15日、東京都生まれ。法政大学社会学部卒。81年、泉晴紀との〝泉昌之〟名でマンガ家デビュー。実弟の久住卓也とのユニット〝Q.B.B.〟の99年「中学生日記」で第45回文藝春秋漫画賞受賞。原作を手がけた「孤独のグルメ」(画・谷口ジロー)は松重豊主演で人気(テレビ東京)。ミュージシャンとしても活躍。

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