男性患者は容疑者の治療について「以前からレメディと呼ばれる砂糖玉を使って病気を治すホメオパシーを実践していた。よく小さいあめ玉を『なめてみてください』と言ってくれた」と振り返る。また、腰痛を訴えると「ベッドに寝かされて『今から熱を送ります』と患部に手をかざされた。不思議と腰痛が治まり、プラシーボ(偽薬)効果を感じた」という。
男性はある基礎疾患の治療のため診察を受けていたが、新型コロナウイルス感染症が流行した際には「『あなたがワクチンを打つと死ぬでしょうね』と言われた」(同)。実際にはワクチンを接種しても問題はなかった。対照的に容疑者の父親は患者にワクチン接種をしており、高齢者が鈴なりになっていたという。